WORK IN MIYASHIRO
みやしろで働く人

hito2_main1

Vol.3
山本企画工芸株式会社
装飾業 山本 匠(やまもと たくみ)/山本 貴史(やまもと たかふみ)

和戸駅の南西1kmほど。ひらけた田園風景の中に紺色の倉庫っぽい建物があらわれる。
入口からオフィスへ足を踏み入れると、目の前にはアメリカンテイストな空間が広がっていた。
ここはお店のショーウィンドウやイベントスペースなどの設計・デザイン・施工までをトータルに手がける山本企画工芸株式会社の工房。

今回は、そんな個性あふれる仕事場で、様々な夢の舞台を造り出している山本匠さん・貴史さんご兄弟を訪ね、お話を伺いました。

hito_021

自分たちの手で形にする仕事

― お仕事の内容を教えて下さい

匠さん
東京ビッグサイト(東京国際展示場)や幕張メッセでの展示会やイベント等でのブースの設営がメインです。
あとは百貨店などに期間限定で出店するショップの施工をしたり、ショーウィンドウを装飾する仕事などもあります。

― 色々な場所で設営されているんですね

匠さん
家電量販店のディスプレイとか企業のショールーム、ヘアサロンや焼き鳥屋さんの内装も。有名なダンス&ボーカルグループの記者発表の会場等も手がけました。

― この仕事の面白みは?

匠さん
自分の考えたものを、そのまま自分で形に作れるところかな。
お客さんの「こういうものを作りたい」という希望に「こうしたらいいんじゃないですか」と提案し、打ち合わせしながら作りあげていく作業は楽しいですね。

― 製作する時の苦労はありますか?

貴史さん
お客さんがデザインしたものを製作する場合は、図面に細かい構造まで記載されていないことが多いし、寸法を計算しながらどうしたらいいんだろうと悩む時もあります。でも完成した時は達成感もあるし、お客さんが喜んでくれると苦労した甲斐があり嬉しいですね。

hito_031

廃材を使ったプロダクト

― オリジナルの商品も作ってらっしゃるんですね

匠さん
“SOLVOID”というブランドを7年ほど前に立ち上げました。廃材を使って家具を作ったり、使わなくなった機械の刃で時計を作ったりしています。スライスした合板にスタンプを押してマグネットを作ったこともあります。

貴史さん
最近は友人のアパレルブランドとコラボしてキーホルダーを作りました。古い民家を解体したケヤキの柱を使いました。

hito_051
hito_05_sp1

二人の個性、根っこは同じ

― お二人はお父様の後を継いだ2代目だと伺いましたが

匠さん
父の仕事を見て最初は自分がやり始めたんです。二人とも音楽活動をしながら手伝っているうちに、その流れで仕事をするようになりました。後を継いだと言ってもこの仕事は一つずつが違っているので、父がやってきた仕事とまるきり同じではなく自分達らしく時代の流れに合わせて変化していけるので面白いです。

― 室内がおしゃれですね。お二人で作っているんですか?

匠さん
そうですね。ビンテージの缶とか古い雑貨が好きで、それに合うような感じで世界観を作っています。

― 好みの世界観などは一致してるんですか?

匠さん
ぴったりじゃないですけど、方向性は一緒です。

貴史さん
自分より兄貴の方が明るめで。

匠さん
カルフォルニアとか西海岸あたりのちょっと古い感じが好きです。

貴史さん
自分の方はもうちょっと暗い感じ。インダストリアル(工業的)とかミリタリー。でも根本は似てると思います。

hito_022

― 宮代町で創業したい人にアドバイスはありますか?

匠さん
まわりに田んぼもあってのびのびしているので、絵を描く人とかアトリエとか。そういう人に来てもらえるといいですね。

貴史さん
こういう広々とした環境だから作業をしたりスペースが要るようなものづくりには向いてると思いますね。

― 今後はどのように仕事をして行きたいですか?

匠さん
廃材を使った製品づくりは今後も続けていきたいですね。メインの仕事をやりながらバランス良くやっていきたいと思います。

貴史さん
自分も同じ気持ちです。


山本 匠(やまもと たくみ)
昭和43年生まれ
さる年・かに座・A型
装飾業に就いて29年

自ら図面やパースを描き、クライアントに提案する業務を主に担当
製作も行っている
山本企画工芸株式会社 取締役

山本 貴史(やまもと たかふみ)
昭和46年生まれ
いのしし年・やぎ座・おそらくA型
装飾業に就いて20年

クライアントが描いた図面をもとに製作する仕事を担当
また、廃材を用いたオリジナル商品を製作している
山本企画工芸株式会社 工場長

山本企画工芸株式会社

展示会のブース、イベントの舞台から
お店の家具や什器まで 、幅広く製作
敷地内には、作業場、木工機械、大判プリンター等の設備があり
様々な依頼に対応しています

住所 〒345-0833 宮代町西粂原1401-7
電話番号 0480-35-1494


宮代町は創業を応援しています!

あなたも宮代町で夢を叶えてみませんか?


宮代で働く人では、これからの宮代町を担う様々な「働く人」をご紹介していきます。男性女性を問わず、職種を問わず、未来に向かい頑張っている「働く人」がお近くにいらっしゃいましたら、自薦他薦を問いませんのでお知らせください。

宮代町 産業観光課商工観光担当(TEL 0480-34-1111・内線266 )


ものづくりに興味のある方に・・・

宮代には、約1ヶ月に渡って開催される「宮代つながり作りイベント 和e輪e(わいわい)」があります。地元の専門家や店舗による楽しい”講座プログラム”の中には、ものづくりを楽しめるものもあります。
ぜひ和e輪eのサイトをご覧ください。



WORK IN MIYASHIRO


Vol.2
Tomo Farm
農家 金子 智美(かねこ ともみ)

新しい村のすぐ近く。昔ながらの家が並び畑が広がるその中の、とある農家さんに今回はお話を伺ってきました。静かに、でも熱い想いを秘めたその方のお名前は金子智美さん。そう、金子さんは女性ファーマーなのです。

people_02

はじまりは新しい村から

― なぜ宮代で農業に就こうと思ったのですか?

もともと家が農家だったこともあり、お手伝いは全然しませんでしたが(笑)土いじりや植物を育てることは好きで。高校の時に農業系の学校へ進学し、大学もそのまま農業系に行きました。当初は葡萄の栽培をやりたかったのですが資材や機械が高くて…卒業後に新しい村で農作業スタッフとしてパートで働きながら農作業のやり方を教えていただけたのは良い経験でした。

― 今はどんなお野菜を作っていますか?

小松菜ですね。小松菜と言ってもサラダ小松菜と言って生でも食べられる種類のものです。これからは、今まで宮代ではあまり作っていなかった野菜なども積極的に作って広めていきたいと考えています。

横のつながりができた「あぐりねっとみやしろ」

― あぐりねっとみやしろ(新規就農者組合)に入って良かったことは?

色々な人と知り合えたことです。メンバーで、宮代のカラーである「紫」にちなんだ紫野菜をつくり、ふるさと納税セットとしてお届けしたりもしました。

趣味も農業もやり続けていく

― 趣味でボクシングをなさっていると聞きましたが…

20歳を過ぎてから趣味で始めたのですが、思いがけず農業にも活かされています。ボクシングをやる前は腰を下ろしてしゃがむ体制ができず膝をついて収穫していたのが、いつの間にかしゃがめるようになっていました。かごも重いものを持てるようになったり。今も週3日ほど春日部のジムに通っています。


― これから宮代で農業をはじめようとしている人に伝えたいことはありますか?

農家にとって一番堪えることは気象災害です。宮代は、海も山もないけれど大きな気象災害もないので、農業はやりやすいと思います。新しい村にはこれからも野菜を出荷し続けていきたいので、若い力でもっと活性化していきたいですね。

― 今後の夢や目標はなんですか?

持続的な農業をするために、化学肥料だけでなく、土壌改善効果のある緑肥(りょくひ)という畑の土づくりの為に生やす植物があるので、これからはそれも使っていこうかと思っています。ある程度生やしてから土に返すことで有機物の補給になり土にいい影響を与えてくれるものです。その間畑が使えなくなったり時間はかかりますが、自分たちで肥料を作ることによって、より安心で安全な野菜をお届けしていきたいです。


people_05 金子 智美(かねこ ともみ)
昭和59年生まれ
ねずみ年・おひつじ座・A型
農業をはじめて10年

祖父からの農地を引き継ぎ、宮代で野菜を育てる
女性農業家。あぐりねっとみやしろのメンバー。

people_06 新しい村
宮代産の野菜やくだもの、お米などを中心に、お酒
や加工品なども販売しております。
金子さんのお野菜もこちらで販売中。

住所 〒345-0824 宮代町字山崎777-1
電話番号 森の市場「結」 0480-36-3955
9:30~17:00 毎週月曜定休
駐車場あり

撮影協力:Studio 4U

宮代町は創業を応援しています。

あなたも宮代町で夢を叶えてみませんか。


宮代で働く人では、これからの宮代町を担う様々な「働く人」をご紹介していきます。男性女性を問わず、職種を問わず、未来に向かい頑張っている「働く人」がお近くにいらっしゃいましたら、自薦他薦を問いませんのでお知らせください。

宮代町 産業観光課商工観光担当(TEL 0480-34-1111・内線266 )



WORK IN MIYASHIRO

people_01
people_01_sp

Vol.1
洋菓子工房 テン・クイーンズ・テーブル

洋菓子職人 多治比 剛(たじひ ごう)

身代神社の隣にある南欧風な建物が特徴の洋菓子店「テン・クイーンズ・テーブル」。お洒落なケーキや可愛らしい焼き菓子など手作りのフランス菓子が並ぶ店内には、好きなケーキを飲み物と一緒に飲食できるテーブル席もあります。「働く人」のコーナーでは、宮代町で働く人をご紹介していきます。
初回は、調布のフランス菓子スリジェで学び、目黒雅叙園、銀座、日本橋の洋菓子店で修業を重ね、その後独立して宮代町にお店を構えた多冶比剛氏にお話を伺いました。

people_02

修行の第一歩は歩き方と笑顔

― 洋菓子職人になろうと思ったきっかけはなんですか?

本当は俺、フレンチの職人になりたかったんすよ。
調理師の専門学校に行って免許を取得し就職先を探していた時、募集のあった調布にあるフレンチとパティスリーで有名な店の採用試験を受けてみました。学生の時はいわゆる落ちこぼれで勉強はできなかったのに何人も受けた採用試験に自分ひとりが受かったことが嬉しくて、そこで、まずフランス料理のギャルソンとして働くことにしました。

― それがなぜ洋菓子職人になったのですか?

ギャルソンとはフランス料理を給仕する人なのですが、ただ給仕を的確にこなすだけではなく、料理の知識やワインの知識なども必要とされる仕事です。そこはサービス料をいただくお店でしたので、プロとしてお客様に食事を楽しんでいただくことが必要でした。まずはフランス料理をサービスするギャルソンとして、お客様へのサービスの心などを色々学びました。
歩き方と笑顔から勉強っすよ。(笑)
2年位ギャルソンとして学んだ後、そのお店の菓子厨房でパティシエとして修業することになりました。22歳の時には東日本洋菓子コンクールのコンフィズリー&クッキー部門で銀賞を獲得することができました。その後、目黒雅叙園でウエディングケーキやデザートを学び、東銀座のパティスリーサンクなどで修業を重ね、今のお店の名前にもなっている日本橋のテン・クイーンズ・テーブルを任されるようになりました。

大きなホテルの厨房では味わえない歓びが魅力

― なぜ宮代町にお店を開店したのですか?

最後に任されていたお店が銀座にお店を出す予定だったのですが、オーナーの気持ちが変わり、機材を譲るから自分でやってみろと言われました。色々考えたのですが、これも一つのチャンスだと思い、思い切って独立し地元の宮代町でお店を開くことにしました。オーナーへの恩義を忘れてはいけないと思い、店の名前も“テン・クイーンズ・テーブル”とつけさせてもらいました。今でも東京のお店が忙しいときは手伝ったりもします。それが自分の恩返しだと思っています。

― 地元の宮代町に開店して良かったことはなんですか?

開店準備は、大工だった父に一緒に手伝ってもらい、いただいた機材を使って内装を整えました。みんなの力をお借りして安く始めることができたのはとてもラッキーでした。宮代町に開店して良かった点は、知り合いに自分の作ったお菓子を食べてもらうことが出来ることですね。お客様が「美味しかったよ」と言ってくださる顔を直接見ることができるのは大きなホテルの厨房では味わえない、小さなお店ならではの喜びです。これが一番ですかね。

― 逆に宮代に開店して大変なことはありますか?

地域性と自分のこだわりとの葛藤ですかね~。始めた頃に買いに来てくれたおばあちゃんが「あなた、イチゴのショートケーキは三角なのよ」って言うんですよ。(笑)
郷に入りては郷に従えではないのですが、お客様の嗜好や地域性もある程度考慮する必要もあるのだと思いました。でも、自分のこだわりや新しさも取り入れていきたいし、いく必要もあるのだと思います。そのバランスが必要な所ですね。

― 宮代町でこれから開業しようと考えている人へ何かメッセージをお願いします。

んー。宮代町ははっきり言って東京よりも圧倒的に人の数が少ない。例えばですが東京なら300人の人が歩くとしたら宮代では50人位かもしれない。でも、お店を出せば地元の人は温かく応援してくれます。あとは、自分の実力でしょう。美味しいものを作ればリピーターになってくれます。人の繋がりを感じながらお客さんの顔の見える商売がしたいなら宮代町はいいと思いますよ。自分の好きな言葉は、「It’s a peace of cake 楽勝だぜ! 気楽に生きようぜ!」なんですが、あまり考えすぎては何もできない。まずはやってみようぜという感じですね。

― 最後に多冶比さんのこれからの夢を聞かせてください。

自分のお菓子を喜んでくれる人に、自分の技術と腕に自信をもってお届けする!それだけです。だから今のままでいいっす。


people_05 多治比 剛(たじひ ごう)
昭和50年生まれ
うさぎ年・おとめ座・AB型
洋菓子職人になって21年
宮代町に創業して14年
宮代町商工会青年部の部長を2年間務め、今年度は他市町村との連携役として地域での活躍も期待される。
people_06 洋菓子工房 テン・クイーンズ・テーブル
焼き菓子やケーキなどが並ぶフランス菓子店。イラストや写真どおりに作ってくれるオリジナルのデコレーションケーキが子どもに人気。
住所 宮代町学園台1-12-8
電話番号 0480-31-0402
10:00~19:00 水曜定休
駐車場あり

宮代町は創業を応援しています。

あなたも宮代町で夢を叶えてみませんか。


宮代で働く人では、これからの宮代町を担う様々な「働く人」をご紹介していきます。男性女性を問わず、職種を問わず、未来に向かい頑張っている「働く人」がお近くにいらっしゃいましたら、自薦他薦を問いませんのでお知らせください。

宮代町 産業観光課商工観光担当(TEL 0480-34-1111・内線266 )