久保 勉
ピアノ調律師・ウォッシュボード奏者
2010年移住 春日部市出身
どこからか聞こえる、陽気なリズムと歌声。思わず惹きつけられるその音は、トウブコフェスティバルの会場のあちこちで響き、イベントを盛り上げました。音の主は「べん と とってんたん」として洗濯板の自作楽器「ウォッシュボード」で参加した久保勉さん(くぼつとむさん、愛称クボベンさん)。和戸在住の久保さんに、お話を聞きました。
トウブコフェスティバル参加のきっかけ
元々川口市にあるカフェ、senkiyaが気になっていて
ライブがある時などによく客として行っていました。
その人たちが宮代の進修館でイベントをやる、というのを聞いて
住んでいるところで開催なんて、参加しない手はない!と、自分から連絡。
音楽仲間「とってんたん」のメンバーを誘って 「べん と とってんたん」として参加しました。
その時に進修館の方ともつながったことで
ピアノの調律をしたり、ピアノコンサートのイベントにも関わるようになりました。
そのおかげで町内の知り合いも増え、2019年には進修館のロビーで JAZZ Nightを開催しました。
ウォッシュボードとの出逢い
幼馴染4人でバンドをやろうという話になった時
洗濯板やタライを楽器として演奏する「ジャグバンド」に出逢いました。
仲間がベースになったり、バンジョーをやるようになったりする中で
リズム隊がいなかったのもあり 「俺はこれをやる」と決めたのが洗濯板を使った楽器。
この洗濯板は、仲間たちとシカゴ→ニューオリンズ→ニューヨークへ旅行に行った時に
ニューヨークの古道具屋さんで手に入れたものです。
車にそのまま乗せて移動する中で壊れてしまったりもしていますが 修理しながら使っています。
「ピアノを作りたい」という想いから調律師の道へ
子どもの頃ピアノを習っていたので、家に調律師さんが来ることがあってその時から興味がありました。
中身を見た時に「ピアノを作りたい」と思ったんですよね。
調べると調律の専門学校があることが分かり 入学試験を受ける前に適正検査があると。
それを受けて落ちたら別の道に進もうかな、と思ったのですが 合格したのでそのままこの道に入りました。
その後、春日部の自宅近くにある個人経営の楽器屋さんに就職しました。
今もその会社でお世話になっています。
二世帯住宅を建てるために宮代へ
結婚して長女誕生を機に、二世帯住宅を建てようと土地を探しはじめました。
駅近にもかかわらず駐車場3台と庭が取れる広さ、小中学校も近くて、しかも安かったので今の場所に決めました。
正直最初の頃は「宮代町だから」というのはそれほど意識していませんでした。
住み始めてから面白いところだと思いましたね。
昨年から、コロナの影響もあり家で作業をする時間も多くなりました。
週末は家族で出かけます
週末はだいたい家族で近隣の公園に出かけたり、近場を散歩したりします。
近くの公園や施設に行ったりしているうちに、
宮代町には 「まちしるべ」という立て札が町の至る所にあることに気がつきました。
説明が書いてあるものから棒状のもの、番号が振ってないものなどがあって
散歩に行くたびにそれを見つけるのが楽しくなって 写真に撮り溜めたり調べたりしています。
音楽と、子どもと。
子どもと関わることも好きなので、学童の父母会やPTAなどにも積極的に参加しています。
学童のキャンプでは一緒に川遊びをしたり、キャンプファイヤーを囲みながらギターを演奏し、子どもたちと歌いました。
父親同士はもちろん、ピアノ調律師という職業柄
お母さんたちと話すことにも抵抗はないので自分自身も楽しみながら関わっています。
宮代で演奏するなら進修館だなぁと思っていたときに
進修館で音楽活動をしている人からロビーをJAZZバーにしたいという話を聞き2019年10月にJAZZNightを開催。
父母会で繋がった人たちが子連れで聴きにきてくれたりして
子どもたちがいる和やかな空気の中でJAZZを演奏できたので楽しかったです。
特に子ども向けに寄せなくても、自分たちのやりたいコトをやっていれば
楽しさや格好良さは伝わると思っています。
やはり今はなかなかイベントが開催できなくなっていますが
ここで音楽を演奏したいな〜と思える場所が宮代にはたくさんあるので
今後は大人も子どもも同じように音楽を楽しめる場所や時間を
少しでも増やしていけたらと思っています。
宮代は
【編集後記】
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