都内から引っ越してきた3人家族(夫婦2人、2歳児1人)。
宮代町に来てまだ1年も経っていませんが、想像以上に日々の生活を楽しんでいます。
東京と比べたら、退屈さや物足りなさを感じてしまうのでは・・と少し不安に思っていましたが、全くそんなことはなく、むしろ町内で忙しい週末を過ごしています(笑)。そんな盛りだくさんな週末の過ごし方をご紹介します。
毎週のように様々なイベントが開催
まずは、この1年で訪れた多様なイベントをご紹介。驚いたのが、本当にたくさんのイベントが毎週末のように行われていること。それも、町が主催しているものばかりではなく、町の飲食店、個人の方、企業、大学など、主催されている方も様々。
まずは宮代町が主催する「ミヤシロまーぶるマルシェ」。町内の飲食店やお菓子屋さん、雑貨屋さんが出店し、雑貨づくりのワークショップ、ライブペイント、モルック、フォトコンテストの写真展など、宮代町の魅力が詰まったイベントでした。
毎週月曜日には、お惣菜屋さんの「あじまんま」、農家の「蛭田農園」が主催する、「マンデーマルシェ」。
月1回は拡大版として「月イチまんまる」と称し、和菓子屋さんやキッチンカーなど他のお店も大集合して賑わっています。ここに来ると、お昼時に顔なじみの知人友人に会ったり、ご近所さんとちょっとした会話をしたり。こういうゆるいつながりが、お互いの見守りや、地域の安心感につながっていると感じます。
駅前では「無印良品」が主催する「つながる市」というマーケットが毎月第3土曜日に行われています。
宮代町や杉戸町、県内から出展者さんが集まり、食べ物から雑貨まで楽しめます。店舗の前の芝生広場や軒下、店内にも屋台が並んでいておもしろい風景です。
無印良品の一画では「パンで世界を旅する」というパン祭りも。宮代周辺にはたくさんのパン屋さんがあるのですが、ドイツ、イギリス、フランス、日本などなど世界各国のパンが大集合!主催は「世界のsnackごはん」。ご自身もいろんなイベントで世界各国の料理をつくって出店されているのですが、これがまたほんとに美味しい・・!
夏に開催される「宮代町民まつり」は圧倒されるものがたくさんありました。役場前には屋台が立ち並び、コミュニティセンター進修館の芝生広場では小中学生のダンスライブに多くの人が見入って熱狂。日が暮れてからは大通りが通行止めとなり、太鼓演奏、流し踊りなど、一日中町民みんなで一体となって楽しんでいました。 町民まつりは100名を超えるボランティア実行委員の方によって支えられているのだとか!まさに町民でつくるお祭りです。
秋には、宮代町で初めて開催された「みやしろオクトーバーフェスト」。これはドイツパンのお店「アムフルス」が主催したイベントです。ドイツビールや、本格ソーセージサンド、ドイツパンを目当てに町内外からたくさんの人が訪れていました。町のパン屋さんがこれだけのイベントを開催しているということも驚きです。
2022年10月にオープンしたセレクト横丁「ROCCO」。かわいらしい平家が6戸並ぶ家をリノベーションして、こだわりのお店が入っています。キッチンカーやシェアキッチンもあり、日替わりでいろんなお店を楽しめるのも魅力です。この日は一周年の記念イベント、目の前の車道は歩行者天国になって、人が溢れています・・!
お隣の杉戸町にもふらっと
川を挟んでお隣の杉戸町では川沿いに屋台が立ち並ぶ風景が。月3万円ビジネス講座(通称3ビズ)を卒業した方々が中心になって行われた「321の市」というイベントです。たくさんのこだわりがあるおいしいご飯をはじめ、クラフト雑貨屋、マッサージ、洋服屋さん、だいだい染め、絵本づくり、練り歩きライブなどなど、本当に多様なコンテンツが溢れていました。3ビズは宮代町・杉戸町が共同で行なっているビジネス講座で、いろいろなイベントに多くの卒業生が関わっています。隣町のイベントにもふらっと参加できる距離感も楽しいです。
地域のママさんが企画をしている「トウブコゼロウェイストDAY」は、ゴミを出さないことをルールに、マイ容器、マイ食器を持参して楽しむマーケット。裸売り、量り売りでゴミなく気持ちのよい!エコで楽しいなんて最高です。
宮代町と杉戸町の境にある古利根川沿いで300もの大型灯ろうを流す「古利根川流灯まつり」。その風景は圧巻でした。この灯ろうを係留するのにも多くのボランティアの方が参加されていて、地域の一体感を感じました。
こんなにイベントが目白押しだと、参加して楽しむだけでもかなり忙しいです(笑)
企画されている方、出店されている方がたくさんなのですが、それだけ生き生きと活躍して輝いている人が多いのだなと、宮代町の魅力に気づかされます。
子どもにもやさしい企画
こういったイベントに参加していく先々で感動したのは、どんなイベントでも子どもが楽しめる要素が必ずあるということです。大人も子どもも同じ場所で楽しめ、子どもを歓迎してくれる空気感が漂っています。
最近宮代町では、フィンランドのスポーツ「モルック」が流行っているのですが、大人も子どもも一緒になって遊べるようなスポーツで楽しい!
オクトーバーフェストでは、こどもビールが販売されていたり、ドイツの衣装を着て写真を撮影できるものがあったり。
町民まつりでは宮代町のローカルヒーロー「みやしろ戦隊ハナレンジャー」のステージや、小さなSLに乗れたり、子どもが自分で楽器を作って演奏したり。子どもが楽しめるプログラムがたくさん用意されているのも魅力でした。
子どもが自由に描けるペインティング、絵本づくりのワークショップ、原っぱ遊び場、などなど。こういう出展があると、子ども同士すぐに仲良くなって遊び始め、親同士も顔馴染みになったりします(子どものコミュニケーション能力にはいつも助けられます・・)。小さな町なのでまたご近所でばったり会うのですが、そうやってイベントを通じて顔馴染みができていくのも魅力です。
たまには都内にお出かけしたくなる。
町内でのイベントも盛りだくさんですが、やっぱりたまには都内にも出たいもの。お買い物や美術館、ちょっとリッチな食事はやはり都内に集中していて、それはそれで諦めたくはない・・。
そんな時、案外都内に出やすいのも宮代町のメリットです。スカイツリーは45分ほど、渋谷も1本で行けてしまう。
実は都内とのほど良い距離感なのではと思ったりします。
のんびり過ごす日も
イベントばかりだと息切れしてしまいますが、たまには家でのんびり過ごす日も。
新居の庭には家庭菜園ができる小さな畑を作りました。畑を耕したり、新しい植物を植えたり、草の手入れをしたり。ちょっと手間に思うときもありますが、植物の育つ様子を手で触れながら観て過ごすのも、心を整える心地良い時間です。庭に虫が寄ってきたり、新しい実がなる変化を子供と一緒に楽しんでいます。
家に畑がなくても「新しい村」には、田植えや作物の収穫体験イベントもあり、野菜が季節を教えてくれるのは豊かな生活だと感じます。
ご近所にはテイクアウトできるお店も多く、お惣菜やパンを買ってきて、家でお昼ご飯を食べることも楽しみの一つです。この日は「あじまんま」のお惣菜たち。外食ももちろん良いですが、家の食卓を彩るのもほっとするひとときです。
他にもまだまだたくさん!
もちろん、忘れてはいけないのは「東武動物公園」。宮代町民入園無料の日があり、地域住民へのやさしさを感じます。年間パスポートがあれば、ふらっと動物園に遊びに行けるのは町民の特権です。
私が住んでいるのは東武動物公園駅周辺なので、参加したのはその周辺のイベントになりますが、宮代町は縦長で和戸や姫宮といったエリアもあります。
和戸にある「ぐるる宮代」では「スポーツフェスティバル」が開催されたり、姫宮にある「五社神社」では「みかん投げ」という伝統行事があるそうで・・・とっても気になる・・!
タイミングを合わせて遊びに行きたいと思います。
田舎で何もないように見えても、人が生き生きとしているといろんなことが起こるようです。全然退屈しない、楽しい暮らしを満喫しています。
【編集後記】 この記事を書いている中で、たくさんのイベントがあって、いろんな方が主催したり、出店したりしているということは暮らしている人々が生き生きしているという証拠だと気づきました。 いろんなイベントに参加しているだけで顔馴染みができたり、会話が生まれたりしていくのは、小さな町ならではの関係性で、それもほどよい距離感でいられるのが心地よく思います。そういった関係性はいざというときの助けにもなるので、住んでいて安心感があります。 また、こうして楽しんでいる方々を間近でみていると、自分たちも機会があればイベントに出展してみたいな~なんていう妄想も膨らんできます。そんな自由で寛容な雰囲気があることがこの町の最大の魅力だと感じます。 菊地 純平 |
《関連リンク》
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