宮代町で2014年から毎年開催されている「宮代つながり作りイベント和e輪e(わいわい)」。地元の商工農業者さんなどを中心に楽しい”講座プログラム”を短期集中型で開催。毎年、実行委員が企画した約20を越える多彩な講座が、町内外から人気となっています。
ここでは「和e輪e」の講座が大好きなスタッフが参加したレポートをお届けします。
※この記事は「みやしろで暮らそっ」のバックナンバーから反響の大きかったものをリライトしたものです。
(2016年2月スタッフブログより)
和e輪eというイベントが大好きなよんちゃんは「親子で体験!和・洋風桜もち作り」講座に子供二人と参加してきました 。
講師は百間新道と学園台にある宮代町の和菓子屋さん、凮月堂の武笠さんです。
説明を聞いて、たね作りをスタート!
今回作るのは関東風の薄い焼いた生地です。
(道明寺粉を使ったつぶつぶタイプは関西風なんですって)
材料は白玉粉、小麦粉、上白糖、食紅と水だけ。
プロの和菓子屋さんはこの他に粉末オブラートを入れたりするとか。
もちもち感がアップ!するんだけど、くっつきやすくなるので焼くのが難しくなるそうです。
プロのお話はこういうところがおもしろくて、ためになりますよね。
それでは、はじめましょう。水加減に注意しながら混ぜていきます。水加減と色の加減が難しい。
生地ができたら今度は焼き方の説明です。
パパもけっこう参加してたぞ!
家庭用のホットプレートで焼きます。
焼くのは桜もち用のだ円形とクレープ用の円型の2種類。
材料は少なく見えてもけっこう焼けます。
こんなかわいい生地を発見
焼きながら失敗したのは試食して
子供二人はおなかいっぱい
それでも桜もち用に12枚、クレープ用に3枚も焼けました。
次にあんの包み方を教えてもらいました。
桜もちはパックに詰めてお土産に。
進修館ではクレープデコ桜もちを食べました。円形に焼いた桜もちの生地に棒状のあんことカステラをサンド。思い思いにデコリました。
最後に凮月堂の草餅のおみやげもいただき、アンケートを記入してみんなで記念撮影。
終わった後に早速、桜もちをじじばばにお土産として持っていきました。
子供達は超楽しかったって!
凮月堂の武笠さんからのプチ情報 あんこは秤り売り(はかりうり)してくれる和菓子屋さんが多いそうです。 |
ひと月かけて色々な講座が開催される和e輪e。
もう一つ、別の和菓子講座も開かれていました。
こちらは、うなちゃんが体験。
今回は宝光寺さんで開催された「日本の心を学ぶ 和菓子と茶道体験」です。
門をくぐるとりっぱなお寺の本堂がお出迎えです。
まず最初に「練り切り」という和菓子の作り方を教えていただきました。
講師は宮代町の和戸と学園台にお店のある八宝堂の須藤さんと奥様です。
「練り切り???なんじゃそれ~」でしたが、実物を見ると『あ~、これね!』
お茶席などでいただく季節感のある可愛らしい和菓子の事でした。
まずはさくらの練り切りから教えていただきました。
桜色の生地を手のひらでのばしてその上に白あんを乗せて、周りをぼかしていきます。包餡(ほうあん)という作業で、ぼかした生地を裏返して、あんこを乗せます。手のひらで包み込むように優しく回し、5等分に筋を入れます。
そして指でちょちょっとつまんで花びらの形にしたら、真ん中に黄色い花粉に見立てた生地を乗せて出来上がり~
初めてにしては、なかなかいいでしょ♪次は桔梗です。
さくらと同じように包餡して今度はおしぼりで包み、しぼって筋をつけます。
あれ?う~ん?何かに似てる…
…ん?んん?これってあの有名な「ムンクの叫び」みたいですね(笑)
最後は菊です。ね、綺麗でしょ?
ってこれは八宝堂のご主人の見本です。さすがプロ。
これが、うなの『へなちょこ三部作』。まぁ良しとしましょう♪
出来上がったMY和菓子を一つ持ってお茶会へ。和e輪e実行委員の方が、お抹茶を点(たて)てくれました。
おみやげに、大好きな八宝堂さんの茶マンなどのお菓子も頂きアンケートを記入して終了。
参加者さんの中にはお着物の方や作務衣の方もいらっしゃったのが素敵でした。
うなは今回この講座に参加して『和菓子』や『和』の世界の魅力を沢山味わう事が出来ました。
練り切りは、それを見て、食べて「あ~、春が来たなぁ」と感じ、そしてゆっくりと点(たて)たお茶を静かに飲む。
現代の慌ただしく過ぎる日常の中では、なかなかこういう時間は持てませんね。
でもだからこそ、たまには必要なのかな~と思いました。
『和』の世界、奥が深いぞぅ!
他にも和e輪eでは楽しいプログラムがたくさんあります。(2018年・第4回より)
皆さんもぜひ参加してみてくださいね。