竹で作られた様々な作品が、新しい村のあちらこちらに展示される「竹のアート展」は、宮代を代表するアートイベントです。実は2012年に初参加して以来すっかりはまっておりまして…参加者目線でご紹介させていただきます。
※この記事は「みやしろで暮らそっ」のバックナンバーから反響の大きかったものをリライトしたものです。
(2018年8月特集・2012年11月スタッフブログ・2013年12月スタッフブログより)
始まりは、山崎山周辺を「新しい村」として整備する計画がきっかけでした。事務局の手島さんは、この辺りの整備が進むにつれ改めて「最も宮代らしい風景」であると感じたそうです。
そこで「皆が来られるような楽しいイベントをこの場所でやってみよう 」と、愛知県小牧市の取り組みを参考に「山崎山で竹の野外作品作りをやろう!」 という話になりました。
この竹のアートは、メンバーの茂木さんと手島さんのお二人が中心となり、現在に至るまで毎年続けています。なんと2018年には20回目を迎えました。
過去にも、東京新聞や読売新聞、朝日新聞の埼玉版に掲載されたり、 NHKの取材で1都6県のニュースでも取り上げてもらった事もあるそうです。
竹のアートは切り出しから始まります。9月末頃から竹の切り出しが始まり、10月には制作開始、10月下旬から12月初旬まで展示をします。
日本工業大学の学生さんも参加して2日かけて切り出します。材料の竹は、竹林を所有している地元の地主さんのご好意により無料で提供して頂いています。竹の切り出しはなかなか大変な作業です。地主さんもお年を召してきて、竹林の管理が大変なので切り出しをしてもらえて助かっているそうです。切り出しの合間にはお茶をいただきながら、地主さんとのふれあいタイムも楽しい時間です。
この実行委員会は、皆さん、竹のアートのイベント参加者で、参加した方は翌年には、実行委員になっているとの事。
手島さん曰く「竹って生きているから、結構思い通りにならないんです 」・・・だからこそ完成すると、大きな達成感が味わえて、喜びも倍増。終わった後に実行委員になってしまうほど竹のアートに、はまってしまうのですね。
作品は、新しい村に展示されます。年代順不同ですが、過去の作品の数々をご紹介します。
それにしても、こんなに長く続いていることは素晴らしいことですね。長く続けるコツは「ルーズなところがあっていい」と思いながら楽しむ事だそうです。無理をしない事も大事だったりするんですね。今年の竹のアート展も楽しみです。
夜にはお酒を酌み交わしながら、作品のイメージや制作の想いなどを皆さんと語り合う発表会や、竹のアートコンサートもあります。このひと時がとても楽しいのです。
もちろん作品作りに参加していただく方、大歓迎だそうですよ!
参加資格は小学生~大人まで。町内町外問わずどなたでもOK。遠方から参加してくださる方もいるそうです。
あなたも竹のアート展に参加して子どもの頃の遊び心を思い出し、宮代町の繋がりを楽しんでみてはいかがでしょうか。