土曜日の仕事を終え
急いで帰って来たのは
キャンドルナイトIN進修館に
来てみたかったからだ
四季の丘に広がる無数のキャンドル
闇の中に浮かぶ そのひとつひとつに
メッセージが書かれていた
「いつもありがとう」
「だいすきだよ」
〝感謝の気持ちをつたえよう″というテーマで
町の子どもたちが書いたものだ
自分のメッセージを見つけようと
あちこち走り回る子どもたち
探すことを楽しみながらも
見られるのは恥ずかしいという姿に
複雑な心境が見えて微笑ましい
やわらかな光に包まれて
今夜は
当たり前の日常に感謝しよう
ちいさな手のぬくもりと
大切な人と一緒にいられることに
役場前のスキップ広場周辺では
市民の手作りイルミネーションが開催されていた
急に
つないだ手を振り払い
娘が走りした
光に向かって
どんどん どんどん
きらめく光に飛び込み
楽しそうにはしゃぐ娘
その姿は
寒さでにじんだ瞳のせいか
とても得難い夢のようにも見えた
商工会近くの桜並木は
ピンク色のイルミネーションで飾られていた
春に来た時とはまた違う
夜空に輝く冬の桜
イルミネーションを見ていると
不思議と神聖な気持ちになるのは
昔の人が森の中で見たという
きらめく星の光が
それぞれの心に届いているからなのかもしれない
安らぎと希望の光を
家族と一緒に見た夜
今回撮影にご協力いただいた中野さんファミリー。ご夫婦とも埼玉県出身。ご主人は昌平高校の英語の先生。先生になる前は、航空自衛隊持続走の強化指定選手だったそうで、現在「はらっパークランニングクラブ」で講師もされています。宮代町には職場が近いので独身時代から住み始め、結婚後も自然が身近にあって子育て環境が整っているので安心して暮らしているそうです。「図書館によく行くのですが、絵本が充実していて娘は大変満足です。」 |
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キャンドルナイトIN進修館 町内の子どもたちや地域の皆さんが作成した約3000個の紙コップキャンドルが四季の丘に広がります。一夜限りのイベントです。 会場 進修館四季の丘 |
<関連リンク>
みやしろイルミネーション実行委員会 特定非営利活動法人じりつ
※イルミネーションの起源は諸説ありますが、一説によると、16世紀、宗教改革で知られるドイツのマルティン・ルターがクリスマス・イヴのミサ帰りに森の中からきらめく星を見て感動し、それを再現しようと木の枝にたくさんのロウソクを飾ったのが始まりと言われています。