2020年9月から毎月開催されている「地域子育てサロン」は、地域と子育て中のみなさんとの交流の場です。会場はお店や集会所などをお借りし、ワークショップを開催して交流の場作りをしています。
企画委員として、ワークショップのアイディア出しの段階から多くの方に参加してもらいたいと呼びかけたところ、宮代町に引っ越してきたばかりの方も手をあげてくれました。今回はその中から3人の企画委員さんに、宮代町に引っ越したきっかけやこの企画に参加した動機などを伺いました。
知り合いが欲しかった
久保さん
2020年に移住
ご夫婦ともに関西方面出身の久保さんファミリー。パパの転勤で、静岡、名古屋に移り住み、2020年4月に宮代町へ引っ越してきました。右も左もわからない初めての場所。「知り合いができたらいいな」という思いで地域子育てサロンの企画委員に参加しました。
春先の急な転勤で東武線沿線に賃貸物件を探すことになりました。
夫の通勤圏内である久喜、白岡、蓮田、東大宮で
「都市ガス、急行が停まる駅、駅から7分以内、築15年以内」
という譲れない条件に合う物件がなかなか見つからず、
たまたま宮代町に私たちの希望の条件の物件があったのが引っ越してきた理由です。
家族でよく出掛ける「みやしろ中央公園」は東武鉄道の線路が見えるので
スペーシアをはじめいろいろな電車を見ることができて、
電車が好きな息子が楽しそうにしています。
暮らしてみると、身近に自然がたくさんあって、
子育てしやすい環境だと思いました。
新しい村はとても広々としていて気持ちがいいし
買い物のついでに散歩をしていると、
草むらにカエルがいたりして、とてもおもしろいです。
私はにぎやかなのが好きなので、早く友達が欲しいと思っていました。
そんな時、企画委員の募集を目にして参加してみようと思いました。
企画委員になって、子ども連れで打ち合わせに参加しました。
みんなとすぐに仲良くなれて、ワークショップのアイディアを自由に出し合いました。
「やってみたい!」「興味がある!」というその思いを
コーディネーターが形にして、講師の方とつなげてくれたのがとても嬉しかったです。
地域子育てサロンの当日は、受付や司会を企画委員が担当します。
引っ越してきたばかりですが、地域の中で貢献できているように感じて嬉しいです。
これからも、たくさんの方が気軽に参加できて、同年代の子どもを持つ保護者の方たちと
子育ての悩みなどを話せるような雰囲気のサロンにしていきたいです。
宮代町のことをもっと知りたい
丸橋さん
2019年に移住
お子さんを授かったことをきっかけに、パパとママの実家の中間地点で、子育てしやすい環境に暮らそうと思ったという丸橋さん。「宮代町のことをもっと知りたい!顔見知りを増やしたい!」と地域子育てサロンの企画委員に参加しました。
以前は吉川市に住んでいましたが、子どもを授かったのをきっかけに、
私の実家がある東京都と夫の実家がある群馬県との中間地点に引っ越そうと思いました。
身近に自然がある環境で子育てをしたいと考え、いろいろ探した結果、
環境が良く電車での交通の便がいい宮代町に住んでみることにしました。
引っ越して来て約1年半ですが、近所での買い物も便利だし
春日部や久喜のショッピングモールへも車で行きやすいです。
動物園も近くにあって、宮代町民が無料で入場できる日もあります。
宮代町は身近なところに自然がたくさんあります。
新しい村へ行くと、ザリガニを釣ったり、カブトムシを探して
遊ぶ子ども達がたくさんいて微笑ましいです。
家の前の草むらにはクワガタやカマキリがいてびっくりします!
私たちは妊娠中に引っ越して来たのですが、保健センターで開催された
ママ・パパ教室にはあまり参加出来ず、知り合いを作る事ができませんでした。
でも企画委員になって、友達や知っているお店も増えて楽しく過ごしています。
私が一番楽しかったワークショップは手足形アートです。
子どもの手形と足形を好きな色でスタンプし、
それにイラストを加えて動物に見立てたおしゃれな作品にします。
子どもの手足はすぐに大きくなってしまうので、それを素敵に残せたのが良かったです!
企画委員として感じるのは、「子育てサロンに参加したいけれど、
どんな感じなのかわからないからやめておこうかな…。」
と思っている方が意外に多いということです。
これからPR方法を工夫して、もっと多くの方に参加してもらえるようにしたいです。
人とつながる場所がある
野内さん
2019年に移住
企画委員の募集案内を見て「もっとパパさんママさんとつながるきっかけができそうで、楽しそう」と感じて、運営を手伝ってみようと思った野内さん。パパも一緒に皆さんとの交流を楽しんでいます。
もともと夫が職場に近い宮代町に住んでいたので、
結婚をきっかけに私も加須市から移住しました。
加須市より電車で都内へのアクセスが良くて、便利だなと思いました。
また、近隣の大型ショッピングモールへも行きやすいです。
我が家からだと車で春日部20分、久喜20分、
三郷や越谷が1時間くらいというところでしょうか。
私たちは、この街のゆったりした温かい雰囲気が好きです。
人とつながるきっかけになる場所がいろいろあるので、私はそこも魅力に感じています。
近所にある〝カルチャーサロン優遊″さんで、たまに野菜を売っている日があります。
店主さんと話をしていると、温かい人に見守ってもらえている感じがして
これから子どもが大きくなっていくのも安心だなと思えます。
また、町が開催する子育て世代向けのイベントや子ども連れでも参加できるイベントが多いので、
同世代の子どもを持つパパさんママさんとつながるきっかけになっています。
そのおかげで、周りに相談しながら子育ての不安なども解消でき、
何より子育てを楽しむことができています。
企画委員として私が楽しそうにしているので、夫も協力してくれて
仕事のスケジュールを調整して家族みんなで参加しています。
特におもしろかったのは、キャンプと陶芸でした。
これまで体験する機会がなかったので、すごく新鮮で楽しかったし、
自分でもやってみたいという新たな目標もできました。
「地域子育てサロン」は、外出しにくい状況下でも、
打ち合わせやワークショップをオンラインで開催しています。
つながりを大切にして、子育て中でも一人にならずに、
みんなが子育てを楽しめる時間を作れるサロンにしていきたいです。
【編集後記】 今回ご紹介させていただいたみなさんは、企画委員として活動したことが、知らない土地での仲間作りにつながりました。子育ては、一人ではできません。パパとママだけでもつらく感じる時もあります。地域子育てサロンは、ワークショップというきっかけを通じて親しくなってもらい、「大変だよね」「心配だよね」という子育ての悩みを共有して気持ちを楽にする場を作ることを目的としています。また、地域のお店の経営者や教室を運営している先生方と知り合う機会を作り、困った時には身近に頼れる人がいることを知ってもらう。それだけでも子育て中のパパやママは「ほっ」とできるのではないでしょうか。(よん) 取材・撮影日 令和3年2月7日 |
<関連リンク>
「移住者インタビュー」バックナンバー
「宮代暮らし」バックナンバー
新しい村
子育てサロンってこんなところ
みやしろで育てよっ特集