息子が赤ちゃんの頃はよくお世話になった町の循環バス。今日は、小学生になった息子と同級生ご家族と一緒に久しぶりにバス停へ来ました。住まいから最寄りのバス停は「姫宮駅西口」です。
バスの路線図を眺めると〝身代神社″というバス停に目が留まりました。
「これ、なんて読むんだろう?」
どうやら宮代町ができた時に町名の由来のひとつになった神社なのだそう。
宮代町は昭和30年(1955年)に百間村と須賀村が合併して誕生しました。町名はそれぞれの鎮守である神社から一文字づつ頂いたそうです。〝宮″の方は百間村の姫宮神社から頂いて、〝代″の方は須賀村にあったこちらの神社から頂いたそうです。というわけで〝身近神社″は〝このしろじんじゃ″と読むんだそうです。つまり〝宮″と〝代″で〝宮代町″なんですね。
そんな由緒ある神社ならぜひ行ってみたい!とお友達と一緒にワクワクしてきました。今日の行き先は身代神社に決定!
それでは、初秋の宮代さんぽに、しゅっぱーつ!
宮代町循環バスは、片道100円で乗車ができます。(未就学児・その他認定を受けている方は無料)
お友達は、お得な回数券(14枚つづり1000円)を買いました。
回数券を1枚切って、、、
料金箱へ。『ちゃんと入ったかなぁ?』
上手くいきました。ほっとして椅子に座り沢山おしゃべりしているうちに、19個目の「身代神社」バス停へ到着しました。
バスを降りると、フランス菓子店テンクイーンズテーブルがあり、隣が身代神社でした。
「ここだったのかぁ。」
この道は何度も通っていたのですが、ここが宮代町名の由来の神社とは思いもよりませんでした。大きな木が並ぶ参道と、趣のある鳥居に歴史を感じました。
厳かな雰囲気と、暑さを残しながらもさわやかな風の吹く秋って、合いますね。
ぼこぼこした参道の感触に童心を呼び起されながらお社に辿り着き、神様にご挨拶をさせていただきました。
近くに銀杏の木があり、子どもたちが実を拾いました。
「2つくっついてる実もあったよ」
お社の左手には、釣った魚を持ち帰ろうとすると「置いてけ~」という声がするという伝説の〝おいてけ掘り″があります。
小さい頃、お友達が先に行っちゃった時に「おいてけぼり」って言葉はよく使ったけれど、そんな名前の池があるなんて!
季節が合えば、綺麗な蓮の花が見られるのだそうです。草に覆われていますが、水面が見えてる部分より大きな池です。
ここに来るときには、虫よけをお忘れなく・・・
池の手前は木々の陰になっていて、地面はドングリでできているかの様でした。参道から池の周りを散策し、帰りのバスの時間まで30分あるので近くを散歩することに。神社の裏には集会所がありました。
この日は地域の方が集まり、敬老会の準備をされていました。
バス停のある道へ戻ると、住宅街の上に「日本工業大学」の文字が見えました。学校は、お休みでしたが、日本工業大学へちょっとお邪魔することに。
正門前の噴水を眺めていると、驚くほど赤いトンボを発見しました!赤トンボとは、秋らしい!
日工大の正門からバス停のある道へ戻るとちょうど交差点です。交差点を渡り右手に進むと和菓子の凮月堂があり、その先が「日本工業大学入口」停留所です。
バスの時間まで、あと3分の所で停留所に到着しました。
無事にバスに間に合い、タイミングよく空いていた椅子に座ることができてゆったりと帰路につくことができました。帰宅後は、台風の影響か強風が吹き荒れましたが、私たちの宮代さんぽはさわやかな風やトンボや銀杏に、秋を感じたおさんぽになりました。身代神社の神様が見守ってくださったのかな。
子どもと一緒に宮代さんぽ。楽しい一日でした♪
Writing by のり
<関連リンク>
町内循環バス/宮代さんぽ/大学がある町っておもしろい!/宮代町のあゆみ/宮代町デジタル郷土資料「身代神社」