加納 恵さん
めぐみ行政書士事務所
2016年移住 三重県出身
御成街道から一本路地に入ると、のどかな風景が広がります。その中にある一軒、行政書士の事務所を構え地域のお手伝いをしているめぐみ行政書士事務所の加納恵さん。全く知らない町に来て7年。地域の温かさにふれ、講座やワークショップなど新しい展開を見せる加納さんにお話を伺いました。
移住のきっかけは住む環境を変えたくて
移住する前は岩槻の戸建て住宅に住んでいました。末っ子が6年生になった時、子どもたちの為に環境を変えてあげようと身近な地域でのんびりした場所を探し始めました。そんな時に宮代町に築年数の浅い中古物件を見つけたので、移住を決意しました。
以前は一軒一軒が近く日当たりの悪い場所でしたが、いまは三方建物がなく日当たりが良くなり、毎年梅干しを漬けてお庭で干しています。
家族にとっても移住してよかった
3人目の息子が中学校に入る前に移住してきたので、残りの小学校生活は毎日岩槻の小学校まで送り迎えをしていました。
中学校からは宮代町の須賀中学校に通わせました。小学校のお友達と離れて、学校へ行きたくないとしばらく大変な思いをしましたが、2年生になってからはお友達もできて落ち着きました。
須賀中学校は明るく元気な子が多く、行事にも一生懸命取り組んでいて圧巻でした。合唱コンクールでは、生徒が一生懸命口を大きく開いて歌っている姿が見れたり、体育祭では伝統の『エッサッサ』が行われていて感動するほどでした。
移住と仕事
行政書士の資格を活かしどこかの事務所で働こうと考えていましたが、自宅を事務所にして開業することにし、2007年にめぐみ行政書士事務所を設立しました。 移住する前は、こちらからお客様のご自宅にご訪問していましたが、宮代町では「来ちゃったわ〜」と直接事務所に来てくださるお客様が多くなりました。これも宮代町の地域性ですね。いまは自宅隣の空き家も借りて一部屋を来客用としてご案内しています。
また以前から行っていたNPO法人の「くらしの相談室」の講座があるのですが、宮代町に移住してからは毎回進修館で開催しています。
進修館は宮代町のコミュニティセンターですが、とても不思議な建物で宮代町の象徴的な建物です。
移住して初めて見たときから私の好きな場所で、ここで講座を行えるのを嬉しく思います。私は特に秋の進修館が好きです。
休日の過ごし方
休日はつまみ細工を作ったり、カフェに行ったり、たまにお酒を飲みに行ったりもします。最近気に入っているお店は酒屋の角打ちスタイルのリカー&ワインツチブチです。釣り好きの店主が釣ってきたお魚や煮込みハンバーグなどが美味しいです。つまみ細工は講座も行っていますが、今年は「みやしろおひな祭り」でワークショップを行うことになりました。こんな風に広がっていくのも宮代町らしいですね。
宮代町は人と人の距離が近い
移住前にフェイスブックで”和e輪e”の投稿を目にして、面白そうだなと思って座禅講座に申し込みました。そのときに次回の講座の企画を担当することになり、そこから地域の輪が広がっていきました。宮代町商工会にも加入し、めぐみ行政書士事務所を町の広報にも掲載していただきました。宮代町は役場の方が一緒に動いてイベントを行っているので、町との距離がとても近いと感じました。宮代町は自然と人が集まるあたたかい場所です。人と人が繋がりふれあう素敵な町だと私は思います。
宮代町とは
”縁側に人が集まるかのような町”
【編集後記】 取材をしてみると、加納さんは、芯の強さと柔らかさと優しさを兼ね備えたお人柄でした。また、今後やってみたいことを伺うと、「これからも縁側でほっこりするような敷居の低い相談室を続けたいと思います。」とお話しされていました。これからの加納さんのご活躍が楽しみです。 |
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