今日は「森のようちえん」の日
晴れても雨でも半日を外で過ごす
活動場所はいろいろある
森で遊んだり
田んぼや畑で遊んだり
川で遊ぶこともある
大工仕事を手伝う日もあれば
火を使って料理をする日もある
危ないことを全て取り除くことが
子どもにとっていいことだとは思わない
もちろん近くで見守りながら
私達は待っている
子どもが興味をもち
自発的に動き出す瞬間を
水にはまりそうだと思っても
私達は止めたりはしない
どんなことでも、自分でやってみたことは
子どもにとって大きな学び
私達が大切にしていることは
〝信じて待つ″こと
それが「森のようちえん」
よかったらここに来て
子どもたちと感じて欲しい
大切なことは自然が教えてくれるから
森や土や風や雨が…
森はひとつの命のようだ
春は芽吹き
夏は萌え
秋は実り
冬は眠る
生まれる喜びや
終わりゆく悲しみを
季節の中で子どもは感じる
土を踏みしめ触るとき
全てが受け入れられていると
母なる大地が教えてくれる
繰り返される営みの中
種を蒔き 世話をして
小さな命を 子どもは育む
風に吹かれて踊り
風に押されて立ち向かう
目に見えない大きな物の存在を
風に包まれ子どもは感じる
雨に降られて
いつもと違うにおいをかぎ
いろいろな音を子どもは聞く
すっぽり包まれた雨の世界で
日常とは違う時間を子どもは過ごす
私達は待っている
子どもの中にある
自分で育ってゆく力が
芽を出すときを
私達は信じている
その芽は育ち根を張って
心の根っこになってゆくと
太い心の根っこがあれば
何があっても大丈夫
だから今日も子どもを見守る
そしてここにはいつも
子どもたちがのびのびと
笑える場所がたっぷりある
安全で便利な環境の中で、子どもたちの体験の機会が減り、体験を通じての学びの重要性が見直されています。北欧で発祥した「森のようちえん」は、幼少期の子どもたちへ自然体験の機会を提供しようという活動です。今回取材にご協力いただいた「みやしろ森のようちえん」は、宮代町の自然環境の中で、2年間公開保育の活動を続けてきました。2021年4月から認可外保育施設として小規模な保育を展開していきます。今後も週に1回の公開保育を続け、「森のようちえん」の活動への理解を広めていきたいとのことです。(よん) ※今回の記事は、インタビューをもとに取りまとめ編集したものです。 |
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