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「子ども同士のトラブル どうしよう!」 成長の糧にする関わり方
2017年7月19日 -
原嶋 朋子 子どもたちは「宝物」だと思います。 その子どもたちを育てているみなさんも「宝物」です。 「孤育て」ではなくいっしょに楽しく大切に「子育て」しましょう。 そのためにお手伝いをさせて頂きたいと思ってお持ちしています。 親は「友だちと上手に遊べるようにコミュニュケーション力を高めたい」と思っても、オモチャや遊具などの取り合いで「子ども同士のトラブル」は避けられませんよね。「取った(した)子ども」も「取られた(された)子ども」もそれなりのフラストレーションを抱えます。でも、それを経験し、乗り越えることで、徐々に感情のコントロールを身につけて、仲良く遊べるようになるのです。「子ども同士のトラブル」が起こったとき、「成長の糧にするチャンス」と捉える関わり方について考えてみましょう。
*「取られた(された)子ども」への関わり方
まず、自分の気持ちを表現して良いことを伝えることが大切です。それから「残念だったね」など気持ちに寄り添ったことばをかけてください。その上で、うまくいかなかった時のポジティブな解決方法を一緒に考えて提案するチャンスにしてはいかがでしょうか。自分の思いをネガティブに溜め込まず、自分の思いを伝えて相手と折り合いを付けるチャンスにするのです。(大人にも共通するスキルですね)
*「取った(した)子ども」への関わり方
根底には仲良くあそびたいという気持ちがあることを信じてあげましょう。でも、1、2才の頃は、自分の気持ちを満足させることのほうが重要なのです。2、3才になるとお互いの性格が認識しあえるようになります。うまく遊べるスキル(方法)を教えてください。相手を泣かせるつもりはないので強い悪気はないのです。仲良くする力は「経験」を通して付いていきます。まず、子どもの気持ちに寄り添ったことばをかけて(ほしかったんだよね、など)から、相手の気持ちも考えることば(○ちゃんも遊びたかったんだよ、など)を伝えてください。「自分の気持ち」を大切にされる経験は、「相手の気持ち」も大切にできるようにしてくれます。但し、感情が熱い時は、ことばは入りません。感情がクールダウンしてから、責めるのではなく落ち着いて話しをする習慣をつけていくことが大切です。
トラブルは回避するのでなく、そこから学ぶことが多いということを親が共通認識として持っていれば、気持ちも楽になります。子ども同士のトラブルなしでコミュニュケーション力は育ちにくいのです。「うちの子の場合は?」と思われたら「子育てひろば」へいらしてください。いっしょに「経験」しましょう。お待ちしています。