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子どもの絵 ~進化のプロセス~
2019年6月1日 -
原嶋 朋子 子どもたちは「宝物」だと思います。 その子どもたちを育てているみなさんも「宝物」です。 「孤育て」ではなくいっしょに楽しく大切に「子育て」しましょう。 そのためにお手伝いをさせて頂きたいと思ってお持ちしています。 子どもが「顔」を描けるようになるまでに、どのような進化のプロセスをたどるのでしょうか?顔を模した丸の中に、目である小さな丸二つと口の短い横棒、これを描くためには、順を追っての心身の成長が必要です。
まず「線」を描けるようになるには、
指先が使えるようになる → 物をつかめる → 腕を動かしたい方向に動かせる→ 手に物(鉛筆など)を持って動かすと跡が残って楽しいとわかる更に「○」が描けるようになるプロセスは
一方向に線を引く → 行って戻るギザギザ → 描き始めた場所からその場所に戻る
そして、丸の中に目と口を描くのは、腕や頭のコントロールができるようになり、子どもなりに、物をよく見ることができた成長の後にできることなのです。
「頭足人」世界中の子どもたちがある時期にこの絵を描きます。頭と目、口、手足が基本です。なぜ「頭足人」を描くのでしょうか? それは子どもが注目しているのは「人の顔」だからです。
目と口は良く動きますよね。そして次に、動きの大きい手と足を描くのです。本当に良く見ています。
ですから「鼻がないね」「耳がないね」などと言わずに「いつ描けるかな」と楽しみに成長を待った方がよいですね。では、親は子どもにどのように寄り添えば良いでしょうか?
1) 描く場所と用具を用意すること。
2) 描いた絵を批評しないで「よかったね」「いい絵だね」と褒める。
すると、子どもは成長と共に子どもの目線でどんどん描くようになっていきます。子どもの成長を楽しめるのも「親」の特権ですね。お母さんたちの発見も聞かせてください。「子育てひろば・きしゃぽっぽ」で楽しみにお待ちしています。
子育て相談は月曜日、乳幼児すくすく相談は水曜日のいずれも9時から12時
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