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食べ物の好き嫌い、食育とは?
2021年9月1日 -
栗原 富智枝 子育て支援センター げんきっ子で相談員をしています。「子どもにとって大切なこと」それはゆったりとあたたかく子どもの成長を見守る回りの大人の存在です。「早く寝てくれないかな」「早くおしゃべりが上手になってほしいな」など小さな不安や迷いがあったらどうぞ遊びに来てください。 皆さん、こんにちは! いよいよ夏本番ですね。
これからは、暑さゆえに食欲が落ちたり、寝付きにくく睡眠時間が不十分だったり…夏バテしやすい時期になります。水分補給をして熱中症に気を付けながら、しっかり生活のリズムを整えて、この夏も笑顔で元気に乗りきりましょう。さて、私は今年度から地元の小学校にて週3日、支援相談員をしています。支援相談員とは、週の1日は相談室にて保護者や児童の相談を受け付けて、他2日は補助が必要な学級に支援に入ります。1学期は主に1年生のクラスの補助に入っています。
入学当初は、まだまだ「年長さん」にしか見えなかった1年生ですが、日に日に小学校生活に慣れてきて、今では授業態度や給食準備から清掃まで、すっかり板についてきました。今回は、その姿の中から私が感じたことを少し綴ってみますね。
先ず、小学校生活で大事だと思うことのひとつは「給食」です。小学校の給食指導では「全部食べなさい」とは言いません。その代り、一通り配膳した後に「多い人は減らすので来てください」と、声をかけて量を減らしてから完食を目指します。これは食育として食材を無駄にしない計らいもありますが、一方で「 頑張って全部食べた!誉められた!」という達成感から自信に繋げる目的もあるのです。(昔のように昼休みまで残されて、給食を食べさせることはないです)
給食指導として担任の先生は、自分の給食は素早く済ませて「もう少しだね。一粒残らず食べようね。大きな口でもう一口! 奥歯でよく噛んでね」と一人一人に声を掛けて回ります。「人参はとっても栄養があるよ。強い体になる栄養がいっぱい入っているよ」と先生が言うと、その一声に押されて人参を残していた子どもでも頑張って口に入れています。先生の力は凄いですね。 みんなと一緒に食べる学校給食は、正に食育の時間です。
では、自宅での食育はどうしたらいいのでしょうか?
げんきっ子に遊びに来てくれる保護者の方からも「野菜を全く食べません」と相談を受けることがあります。保護者としては「好き嫌いなく何でも食べて元気に育って欲しい」と望むのは当然ですから、悩む気持ちは良く分かります。即解決にはなりませんが…。先ず、食事は楽しくが一番です。そして保護者も一緒に食べることを心掛けましょう。作ったら直ぐに子どもに食べさせたいので、子どもが一人で食べていることがあります。でも、多少待たせても保護者も一緒に、声を掛けながら食べるといいですよ。
また、嫌いな食材を無理に食べさせるのではなく、その食材を食卓に上げて保護者が美味しそうに食べるのを見せるだけでも十分です。時には「ひと口食べてみる?」と声を掛けながら、徐々に好き嫌いが改善されるといいですね。是非、楽しく美味しい食卓を!
げんきっ子の相談日は、未就園児の育児相談だけでなく小学生の保護者のゲームやインターネット利用についての子育て相談も受け付けています。
※げんきっ子に小学生は入れません。保護者の方だけでご来館ください※●子育て支援センターげんきっ子(国納保育園内)相談日●
火曜日・金曜日9~12時
【お電話でも相談を受付しております】
0480-34-5891