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子どもを伸ばす ♡ ふわふわ言葉
2022年1月4日 -
栗原 富智枝 子育て支援センター げんきっ子で相談員をしています。「子どもにとって大切なこと」それはゆったりとあたたかく子どもの成長を見守る回りの大人の存在です。「早く寝てくれないかな」「早くおしゃべりが上手になってほしいな」など小さな不安や迷いがあったらどうぞ遊びに来てください。 こんにちは! 美しかった紅葉も葉を落とし、冬の訪れを感じるこの頃ですね。さて、今回は『ふわふわ言葉』と『ちくちく言葉』をご紹介しましょう。
【 ふわふわ言葉 】 ・いいね・すごいね・やったね・かっこいいね・がんばったね・上手だね・応援してるよ・一緒にやろう・大丈夫?・ドンマイ・手伝うよ・仲よくしよう
【 ちくちく言葉 】 ・うるさい・キモい・あっち行け・じゃま・下手くそ・うざい・はやくして・ばか・死ね・くず・だまれ・最悪・あーあ・めざわり・ひとりでやれば
これは一般的に小学校低学年の道徳の時間に習います。ふわふわ言葉は、言われると嬉しくなり、胸がふわぁ~と温かくなる言葉です。反対に、ちくちく言葉は人の心を刺す言葉、人を傷つけてしまう言葉なので「使わないようにしましょう」という指導です。でも実は、このちくちく言葉は、家庭内で意外と使われているようです。皆さん、思い当たるふしはありませんか?
子どもが赤ちゃん期から成長して、お喋りができるようになると…「ダメだって言ってるでしょ」「なんで分からないの?」と、保護者が感情的になってしまうことがあります。これは、言葉で意思の疎通ができるようになったので「言えば分かる」と期待してしまうからです。
また、子どもが失敗すると「だから言ったでしょ」「ママの言うこと聞いてた?」「なんで○○ちゃんは、いつもそうなの」と責める言葉を口にしてしまうことも…更には「早くして」「どうしてできないの?」等…実は、これは全部ちくちく言葉です。
子ども一人ひとりに人格があり、プライドもあります。子どもが「あぁ~、失敗しちゃった!」と思っている時に、ちくちく言葉で責められたら悲しいし反抗心も芽生えます。何より、人は失敗しながら成長するのですから、責めるより励ます方がずっと効果的!
ちくちく言葉はふわふわ言葉に置き換えることができます。「なんでできないの」を置き換えると「 大丈夫? 一人でできる? 少し手伝おうか」親子であっても子どもの自己肯定感(注)を下げるような「ちくちく言葉」は避けて、子どもの可能性を大事にする「ふわふわ言葉」を意識して使いましょう。
使い続けていくと、子どもは必ず変わりますよ。自分に対しても周りの人に対してもポジティブなふわふわ言葉を心掛けて毎日、明るく過ごしたいですね!
(注)自己肯定感…ありのままの自分を受け入れる力のこと。日本の子どもは自己肯定感が低いと言われています。
げんきっ子の相談日は、未就園児の育児相談だけでなく小学生の保護者のゲームやインターネット利用についての子育て相談も受け付けています。
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