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「甘え」と「甘やかし」どう違うの?甘えはとっても大切です
2018年7月18日 -
原嶋 朋子 子どもたちは「宝物」だと思います。 その子どもたちを育てているみなさんも「宝物」です。 「孤育て」ではなくいっしょに楽しく大切に「子育て」しましょう。 そのためにお手伝いをさせて頂きたいと思ってお持ちしています。 「子どもの甘えに応じた方がいい?なるべく一人でやらせた方がいい?」との質問を受けることがよくあります。
甘え:自立に向かうための愛情に基づいた依存、愛着関係です
*受け止めてもらう体験⇒自信を育む⇒自分への信頼⇒自立へ
甘やかし:自立を阻むもの。過干渉・先回りをすることなどです。
*やれるのに、やりたいのにとの気持ちを削ぐ⇒自己否定につながる
例えば
「抱っこして」と泣く子に 1)全て受け止めどんなに辛くても抱っこする。
2)「歩けるんだから歩きなさい」と怒って抱っこしない。
「買って買って」と騒ぐ子に1)周りの目が気になるので買う。
2)「買わないって言ってるでしょ」と怒って買わない。どちらを選択していますか?他にも、
「第3の手」があります。子どもの目先を変えられるように空気を変える言葉をかける、です。
抱っこ⇒「じゃ、走ってみようか?よーいドン」
買って⇒「おうちに大好きな○○のお菓子があるから帰ったら食べようね」
「第3の手」を使わずに「今はダメ。帰ったら抱っこしようね」「今日は買わないよ(事前予告も有効)」と、怒らずに親の気持ちをキチンと伝える「手」もあります。甘えさせる=ネガティブイメージ」で「自立を妨げるのでは?」と思われがちです。
いいえ。「甘えは、子どもが自立していくときに安全基地になる大切なもの」です。充分に甘えることで形成される安全基地を根っこに持つことは、その子が将来自立して生きていくための前提になるのです。
たっぷり甘えさせて、親が安全基地になってください。
「これってどっち?」と思われたら、声をかけてください。いっしょに考えましょう。
「子育てひろば」でお待ちしています。