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幼い子どもの嘘(ウソ)
2020年2月1日 -
宮島 佐代子 私の子育ては、不安や迷いでいっぱいでした。 でも、子どもたちのお陰でたくさんの人に出会い、 学びそして成長させてもらいました。 子どもが自立した今、今度はお母さんたちの 応援をしたいと思っています。 新しい年が始まり、もうすぐ節分です。月日と子どもの成長の早さに驚かされます。やっと言葉を覚えた子どもも2歳位になるとウソをつくようになります。すぐにばれるウソや何度も言われるウソは腹が立ったり、「ウソつきは泥棒の始まり」ではないかと心配になったりします。
小さい時はウソをついているという意識はないようです。ママが「ディズニーランドに行きたいな」と言ったとします。子どもも行きたい気持ちが強くなると「今度の日曜日にディズニーランドに行くんだ」と変換してしまうのです。幼児が成長していく過程の一つに空想や願望が大人にはウソに見えてしまうことがあるのは理解しておく必要があります。3歳位になると本当の事との違いがわかっていてウソをつくようになります。知恵がついてきたわけです。ほとんどは自分を守るためのウソです。本当のことをいうと怒られるというのがわかってくるとウソで身を守ります。
他にも
*自分の言いたいこと、起こっていることが上手く説明できないとき
*親が厳し過ぎるとき
*親の期待に応えようとしてできないとき
*親の気を引きたいとき
などがあります。ウソには必ず、何か子どもの「思い」があります。ウソをついたことがわかっても「ウソをつく悪い子」という見方ではなくて「何があるのだろう」と考えてあげることが大切です。頭ごなしに怒ったり、ウソをついた理由を問い詰めるより、子どもの気持ちをよく聴いてあげてください。また、お友達のジュースをこぼしてしまったのに、「僕じゃない」とウソをついたとき、ウソをついたことを責めるのではなく「こぼしちゃったね。お友達に謝ろうね」と、こぼしてしまったことに注目して、声をかけてみてください。
幼い子どものウソはよくあることなのであまり深刻に悩まなくても大丈夫です。でも、大人の対応でウソをつかなくてもいいんだと思えたらいいですね。また、私たち大人でさえ自分の気持ちに正直でないと辛くなる時があります。正直な気持ちが言えて、それを受け止めてくれる人がいることが子どもの心を大きく成長させます。
2020年が楽しい一年になりますように。子育てひろばでお待ちしています。
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