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感謝の心で、いただきます
2023年10月1日 -
栗原 富智枝 子育て支援センター げんきっ子で相談員をしています。「子どもにとって大切なこと」それはゆったりとあたたかく子どもの成長を見守る回りの大人の存在です。「早く寝てくれないかな」「早くおしゃべりが上手になってほしいな」など小さな不安や迷いがあったらどうぞ遊びに来てください。 みなさん、こんにちは! 季節は巡って秋になりました。
秋といえば…スポーツの秋・芸術の秋・食欲の秋・実りの秋など、色々な楽しみ方がありますね。子どもの頃、お芋掘りに行った思い出がある方も、多いのではないでしょうか。秋晴れの日にはご家族や友人と、色とりどりの「秋」をお楽しみくださいね!
皆さんのご家庭では、食事の前に「いただきます」食べ終わったら「ごちそうさま」と、手を合わせていますか?
20年前のことですが、息子の幼稚園のお弁当の時間を見学した時です。「皆さん、手と手を合わせて感謝を込めて、いただきます」と、先生が号令をかけるとそれぞれが小さな手を重ねて、みんなで声を合わせながら「いただきます」と、頭を下げてから食べていました。私は、そのお行儀の良さに感心すると同時に「いただきます」の持つ意味を改めて考えさせられました。
調べてみると「いただきます」とは「感謝の心」という意味合いがあります。
① お料理を作ってくれた人への感謝
② お米や野菜を作ってくれた人、魚を獲ったり食材に関わってくれた人への感謝
③ 食材の命をいただくことで、自分の命を繋いでいることへの感謝江戸時代の人々は「お米一粒にも万人の力。感謝の心を忘れてはいけないよ」と、子どもたちに言い聞かせていました。食卓に並んだ食べ物は、農家の方が精魂込めて作ったものです。感謝の念を心に刻み「お米一粒たりとも無駄にせずに食べること」を心掛けていたそうです。その頃は、家族全員揃って食事をとることが当たり前の習慣でした。
食事の際には、一家の長が「おかげさまで今日も一日、心と体にぬくもりの糧をいただけることに感謝します。よく噛みしめていただきましょう」と、家族揃って手を合わせてから食べた始めたそうです。
江戸時代とは生活も文化も違う私たちですが、昔からの「食に対する精神」を子どもたちへ受け継いでいきたいですね。幼いころから「いただきますは感謝の心だよ」「もったいないから食べ物を無駄にしないでね」と声を掛ける。
子どもの年齢に合わせて「作法や心得」を教えていくは、家庭の役割のひとつです。毎日のことですから、口うるさくではなく丁寧に教えていけたらいいですね!
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げんきっ子の相談日は未就学児の育児相談だけでなく
小学生のゲームやインターネットについての子育て相談も受け付けています
※げんきっ子に小学生は入れません。保護者の方だけでご来館ください※
子育て相談は月曜日、乳幼児すくすく相談は水曜日の9時から12時
子ども家庭相談は木曜日13時から16時です。
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