注目のイベント
-
「子どもの話を聴くこと」
2023年8月1日 -
宮島 佐代子 私の子育ては、不安や迷いでいっぱいでした。 でも、子どもたちのお陰でたくさんの人に出会い、 学びそして成長させてもらいました。 子どもが自立した今、今度はお母さんたちの 応援をしたいと思っています。 この夏は、久しぶりにコロナの規制がありません。皆さん、どう過ごされるのでしょうか。子どもたちが、いろいろなことを体験できる夏になると良いですね。
日頃子どもの話をゆっくり聴いてあげたいと思っていてもつい後回しになってしまうことがあります。ただ、子どもにとって話をちゃんと聴いてもらえる体験は「安心できて、大切にされている。愛されている。」と実感できることです。大人もそうですが、自分の話を真剣に聴いてもらえると嬉しいものです。
また、その積み重ねがお互いの信頼関係を築いていきます。これから年齢が上がっていくごとに子どもの悩みも複雑になってきますが、「この大人はしっかりと私の話を聴いてくれる。」とわかっていれば、心の拠り所となるはずです。それから、子ども自身が他の人と信頼関係を築くときの基になります。
子どもが話し始めたら、さえぎったり、批判したりしないで、自由に話してもらってください。大人はつい口を挟みたくなるし、いつの間にか指示やお説教に変わってしまうことがあります。まずは子どもに話してもらうこと。話の中で、気持ちに触れることが大切ですが、なかなか出なかったら「その時どんな気持ちだった?」と質問したり、子どもがまだ自分の気持ちを上手く表現できない時は、「楽しかったんだね。」「いやだった?」と代弁してあげてください。だんだん気持ちと言葉がつながっていきます。
ポジティブな気持ち「楽しい・うれしい・おもしろい・好き・幸せ・すっきりする」などは受け止めやすいですが、ネガティブな気持ちが出ても「そんなのだめ。」とは言わずに受け止めてあげてください。「こわい・苦しい・つらい・がっかり・嫌・めんどくさい・きらい・悲しい・腹が立つ・はずかしい」なども人が持っている当たり前の気持ちです。
また、自分の気持ちを話すことは勇気がいることなので、「話してくれてありがとう。」や「あなたとお話をするのがとても楽しみなの。」などのあなたの気持ちも伝えられたら良いですね。
子どもたちに話す喜びや聴いてもらえる楽しさ、気持ちをわかってもらえる嬉しさをたくさん体験させてあげてください。一つ一つが生きる力になります。
子育て相談は月曜日、乳幼児すくすく相談は水曜日のいずれも
9時から12時
子ども家庭相談は木曜日13時から16時です。
【現在はお電話で相談を受付しております】
TEL:0480-32-6899 FAX:0480-34-1163
宮代町保健センター 0480-32-1122
宮代町子育て支援課 こども笑顔担当 0480-38-6264