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「安全基地」
2024年4月1日 -
宮島 佐代子
私の子育ては、不安や迷いでいっぱいでした。 でも、子どもたちのお陰でたくさんの人に出会い、 学びそして成長させてもらいました。 子どもが自立した今、今度はお母さんたちの 応援をしたいと思っています。 桜の季節になり、新年度が始まります。ご入園、ご入学おめでとうございます。
ドキドキ、ワクワクの季節です。親は、子どもが3歳になれば親年齢も3歳です。子どもたちと一緒に育っていきたいですね。ひろばで、ハイハイの練習をしている親子がいました。お母さんが少し前で手をたたいたり、おもちゃを置いて誘っています。ハイハイをするようになると少し進んでは振り返り、お母さんを確認している時があります。また、もう少し大きくなってお友達におもちゃを取られたりするとお母さんの膝の上に戻って泣く姿も見ます。そんな様子を見るとお母さんは安全基地なんだなと思います。
子どもは、恐かったり不安になったとき、信頼できる人にくっついて、頭をなでられたり声をかけてもらうことで、安心します。そして、傷を癒やしてもらい、また冒険に出ていきます。この繰り返しをしながら自分の世界を広げていきます。
これは赤ちゃんの頃だけではなくて、幼稚園や学校に行き始めて緊張や不安、嫌なことがあったときにも起こります。優しくしてもらい甘えることで気持ちを立て直していけます。
また、怒られた後「抱っこ抱っこ」と手を伸ばしてくることがあります。怒られることは不安で恐くて、抱っこして欲しいのです。また、愛情の再確認もあると思います。親は腹も立っているし、「どうしてこんな時」と思うかもしれませんが、怒るのは短く、次に甘えさせてあげてください。
辛い気持ちを受け止めてもらって、優しくしてもらうことでこころの安定と安心感を得ることができるのです。家庭が子どもにとって甘えられる場、安全基地になってあげて欲しいです。
子どもと過ごす時間はかけがえのないものですが、それ以上に子育ては大変です。嫌になることもあります。そんな時は、子育てひろばで話してみませんか。遊びにきてください。お待ちしています。
子育て相談は月曜日、乳幼児すくすく相談は水曜日の9時から12時
子ども家庭相談は木曜日13時から16時です
宮代町子育て支援課 こども笑顔担当 0480-34-1111